「転職エージェントに登録したけど、もう使わなくなった…どう断ればいいの?」「紹介された求人を断りたいけど、気まずい…」こんな悩みを抱えている人、意外と多いんですよね。
結論から言うと、転職エージェントを断ること自体はまったく問題ない。エージェント側も日常的に経験していることだから、必要以上に気を遣わなくて大丈夫です。
この記事では、介護転職エージェントを断る場面ごとに、具体的な例文付きで解説していきます。円満に断るためのポイントを押さえておけば、後腐れなくスムーズに進められますよ。
転職エージェントを断る主な場面
まず、「断る」と一口に言っても場面はさまざま。よくあるのは以下のケースですね。
- 紹介された求人を断る
- 面接後に内定を辞退する
- 他社エージェント経由で決まったので断る
- 自力で転職先が決まったので断る
- 転職活動自体をやめることにしたので断る
- エージェントのサービスに不満があるので退会する
それぞれ断り方のポイントが違うから、場面別に詳しく説明していきます。
場面別の断り方と例文
紹介された求人を断る場合
これは最も頻繁に発生するケース。エージェントから紹介された求人が希望に合わない場合、遠慮せずに断ってOK。むしろ、合わない求人を断ることで、次に紹介される求人の精度が上がる。
断るときのポイントは、「なぜ合わないのか」を具体的に伝えること。
例文:
「ご紹介ありがとうございます。こちらの求人ですが、通勤時間が片道1時間を超えてしまうため、今回は見送らせてください。通勤30分以内の求人がありましたら、ぜひご紹介いただけると助かります。」
「なんとなく嫌」ではなく、通勤時間・給与・施設形態・夜勤の有無など、具体的な理由を伝えることが大切です。エージェントはその情報をもとに、次の求人を探してくれます。
面接後に辞退する場合
面接を受けた結果、「ここは違うな」と感じることはあります。面接後の辞退もまったく問題ない。ただし、できるだけ早く連絡するのがマナー。
例文:
「先日面接を受けた○○施設ですが、検討した結果、辞退させていただきたいと思います。面接で実際にお話を聞いて、夜勤の頻度が想定より多いことが分かり、家庭の事情と両立が難しいと判断しました。施設にはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。」
内定を辞退する場合
内定辞退は断る場面の中でも最も慎重に対応すべきケース。施設側は入職を前提に準備を進めているから、できるだけ早く、誠意を持って伝えることが重要になる。
例文:
「内定をいただいた○○施設について、大変申し訳ないのですが辞退させていただきたいです。他にも選考を進めていた施設があり、そちらの条件がより自分の希望に近かったため、そちらに決めさせていただきました。せっかく内定をいただいたのに申し訳ございません。」
内定辞退の連絡は、基本的にエージェント経由で行う。自分で直接施設に連絡する必要はありません。エージェントが間に入って調整してくれるから、まずはエージェントの担当者に伝えましょう。

他社エージェント経由で決まった場合
複数のエージェントを同時に利用するのはごく一般的なこと。他社経由で転職先が決まったら、残りのエージェントには速やかに連絡しましょう。
例文:
「ご報告です。別のエージェント経由で転職先が決まりましたので、こちらでの転職活動は終了とさせてください。○○さんにもいろいろとご紹介いただき、ありがとうございました。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。」
「他社で決まった」と正直に伝えて大丈夫です。嘘をついたり、連絡を無視したりするのはNG。介護業界は狭いから、将来またお世話になる可能性もありますからね。
転職活動自体をやめる場合
「今の職場でもう少し頑張ることにした」「家庭の事情で転職時期を延期する」など、転職活動をいったん中止するケースもあります。
例文:
「ご相談です。現在の職場の環境が改善されてきたこともあり、転職活動をいったん中止しようと思います。○○さんにはいろいろとサポートいただいたのに申し訳ありません。また転職を考える際にはご相談させてください。」
エージェントのサービスに不満がある場合
「希望と違う求人ばかり紹介される」「連絡がしつこい」「対応が雑」…こういった不満で利用をやめたい場合もありますよね。
この場合は無理に理由を詳しく伝える必要はない。「他の方法で転職活動を進めることにしました」とシンプルに伝えればOK。
例文:
「お世話になっております。検討した結果、転職活動の進め方を見直すことにしました。お手数ですが、登録情報の削除をお願いできますでしょうか。これまでのサポートに感謝しております。」

断るときに絶対やってはいけないNG行動
1. 連絡を無視する・音信不通になる
これが一番やってはいけないこと。エージェントは施設側との調整も同時に進めているから、連絡が途絶えると双方に迷惑がかかる。気まずくても、一言連絡を入れるのが最低限のマナー。
2. 嘘の理由を伝える
「家族が倒れて…」みたいな嘘はバレる可能性がある。正直な理由を伝えたほうが、お互いにとってスムーズ。
3. 入職日直前に辞退する
入職日の前日や当日に「やっぱり行きません」は論外。施設側はシフトの調整や受け入れ準備をしている。辞退する決心がついたら、1日でも早く連絡すること。
4. SNSやネットに担当者の悪口を書く
対応に不満があったとしても、個人を特定できる形での投稿は避けましょう。トラブルの元になるだけです。
介護業界は横のつながりが強い。エージェントの担当者が別の会社に移ったり、施設の採用担当と知り合いだったりすることもある。どんな場面でも誠実に対応しておくのが、長い目で見て自分のためになる。
断った後にまた利用したくなったらどうする?
「一度断ったエージェントにまた連絡しても大丈夫?」という心配をする人もいますが、まったく問題ない。
転職エージェントにとって、過去に登録した人が戻ってくるのはよくあること。以前の担当者がまだ在籍していれば、希望条件などの情報も残っているからスムーズに再開できます。
ただし、前回音信不通で終わった場合は気まずいのは確か。だからこそ、断るときはきちんと連絡を入れておくことが大切なんですよね。
連絡手段は何がベスト?電話・メール・LINE
断りの連絡を入れる方法は、エージェントとの普段のやり取りに合わせればOK。
電話
最も確実で誠意が伝わりやすい。内定辞退など重要な断りは電話がベスト。ただし、電話が苦手な人はメールやLINEでも構いません。
メール
文面を考えてから送れるので、落ち着いて伝えたい人向き。記録として残るのもメリット。
LINE
最近はLINEでやり取りするエージェントも増えている。普段LINEでやり取りしているなら、断りの連絡もLINEで問題ない。ただし、スタンプだけで断るのは失礼なので、きちんと文章で伝えましょう。

しつこく引き止められたときの対処法
断っているのに、なかなか受け入れてもらえないケースもある。「もう一度だけ考えてみませんか?」「もっと良い求人がありますよ」としつこく連絡が来るパターン。
こういうときは、以下の対応を取りましょう。
- 「転職活動を終了しました。これ以上のご連絡は不要です」とハッキリ伝える
- それでも続く場合は「登録情報の削除」を正式に依頼する
- 改善されない場合は、エージェントの問い合わせ窓口や厚生労働省の職業紹介事業関連ページから相談する
職業紹介事業者は厚生労働大臣の許可を受けて運営しているから、悪質な場合は行政に相談するという選択肢もあります。
Q&Aコーナー
Q. 断ったら怒られませんか?
A. まともなエージェントなら怒ることはありません。断られることもビジネスの一部として理解しています。もし断っただけで態度が豹変するようなエージェントは、そもそも利用しない方がいい。
Q. 複数のエージェントを利用していることは伝えるべき?
A. 伝えたほうがいいです。複数利用は普通のことなので、隠す必要はない。むしろ伝えることで、エージェント側も「早く良い求人を紹介しなければ」と対応が早くなるケースもある。
Q. 断った後にしつこいメールが届く場合は?
A. 退会・登録削除を書面(メール)で正式に依頼しましょう。それでも改善しない場合は、個人情報保護法に基づく利用停止請求が可能です。ただし、ほとんどの場合はきちんと伝えれば止まります。
Q. エージェントの担当者を変えてもらうことはできますか?
A. できます。担当者との相性が合わない場合、エージェントの問い合わせ窓口に連絡すれば担当を変更してもらえる。完全にやめるのではなく、担当変更という選択肢もあることを覚えておいてください。
Q. 断る際に違約金やペナルティはありますか?
A. 一切ありません。転職エージェントのサービスは求職者側は完全無料。断ったことに対して金銭を請求されることは一切ない。もしそのような請求があった場合は、消費者庁の相談窓口に連絡してください。

転職エージェントの断り方は、難しく考えすぎないことが大切です。「感謝」と「理由」をセットで伝えれば、ほとんどの場合はスムーズに受け入れてもらえます。この記事の例文を参考に、自分の状況に合った伝え方をしてみてくださいね。


