介護の仕事は一日中歩き回り、立ちっぱなしの時間も長い体力勝負の仕事です。だからこそ、靴選びは想像以上に重要なポイントになります。合わない靴を履いていると足の疲れがたまりやすくなり、腰痛やひざの痛みにつながることもあります。
この記事では、介護職にぴったりの疲れにくい靴の選び方と、現場で人気のシューズの特徴を詳しく解説します。これから介護職をスタートする方も、今の靴に不満がある方も、ぜひ靴選びの参考にしてください。

介護職の靴選びで重視すべき5つのポイント
介護現場で使う靴は、おしゃれさよりも機能性が求められます。以下の5つのポイントを押さえて選びましょう。
ポイント1:滑りにくいソール
介護職の靴で最も重要なのは「滑りにくさ」です。入浴介助の後の濡れた床、食事中にこぼれた汁物など、介護現場には滑りやすい場面がたくさんあります。靴底に防滑加工が施されたシューズを選ぶことで、自分自身の転倒事故を防げます。
ポイント2:クッション性
一日中立ったり歩いたりする介護の仕事では、足裏への衝撃を吸収するクッション性が欠かせません。厚みのあるインソールや、かかと部分にエアクッションを搭載したモデルを選ぶと、長時間の勤務でも足が疲れにくくなります。
ポイント3:軽量であること
重い靴は足の疲労を加速させます。片足200g前後の軽量シューズが理想的です。足を持ち上げる回数が多い介護の仕事では、靴の重さが数十g違うだけで一日の疲労感がかなり変わるという声が多いです。
ポイント4:通気性
入浴介助やおむつ交換など、動きが激しく汗をかきやすい介護の現場では、靴の中が蒸れやすくなります。メッシュ素材を使ったシューズや、通気孔のあるモデルを選ぶと、靴の中の湿気を逃がして快適に過ごせます。
ポイント5:着脱のしやすさ
介護の現場では、素早く靴を脱ぎ履きしなければならない場面があります。居室への出入りや、急な対応が必要なときにサッと履けるスリッポンタイプや、かかとを踏んで2WAYで使えるタイプが人気です。
靴選びの優先順位は「滑りにくさ」→「クッション性」→「軽さ」→「通気性」→「着脱しやすさ」の順番で考えると失敗しにくいです。
介護職に人気の靴のタイプ
介護の現場でよく使われる靴のタイプを紹介します。それぞれの特徴と向いている場面を確認しましょう。
ナースシューズタイプ
医療・介護現場用に設計された靴で、滑りにくさ・軽さ・通気性のバランスが良いのが特徴です。白を基調としたデザインが多く、施設の制服規定にも合わせやすいのがメリットです。
スニーカータイプ
スポーツメーカーが手がけるシューズの中にも、介護現場に適したモデルがあります。クッション性と安定感に優れており、歩行量が多い方に向いています。カジュアルな見た目で、訪問介護でも違和感なく使えます。
スリッポンタイプ
着脱のしやすさでは抜群の性能を発揮します。ただし、かかとのホールド感がやや弱いモデルもあるため、かかとを踏めるタイプでもホールド状態で使用するのが安全です。
サンダルタイプ
通気性は高いですが、足全体を覆わないためケガのリスクがあります。施設によっては禁止されている場合があるため、事前に規定を確認しましょう。

介護職に人気のシューズブランドと特徴
介護の現場で定評のあるブランドの特徴を紹介します。
アシックス
アシックスの「ナースウォーカー」シリーズは、医療・介護現場用に開発されたシューズです。スポーツシューズのノウハウを活かしたクッション性と安定感が特徴で、長時間の立ち仕事でも足への負担が少なく歩きやすいと評判です。
ミズノ
ミズノの「オールマイティ」シリーズは、ワーキングシューズとして介護現場でも使われています。軽量でクッション性に優れ、耐滑性も備えたバランスの良いモデルです。
ムーンスター
ムーンスターのナースシューズは、幅広設計で日本人の足に合いやすいと人気です。手頃な価格帯のモデルも多く、コストパフォーマンスを重視する方に向いています。
クロックス
クロックスの「スペシャリスト」シリーズは、軽量で水に強いのが特徴です。入浴介助が多い方に支持されていますが、足全体を覆うクローズドタイプを選ぶのがポイントです。
ブランドや型番は変更されることがあります。購入前に最新のラインナップや価格は公式サイトや販売店で確認してください。
介護現場のシーン別おすすめ靴の選び方
入浴介助が多い方
水に強い素材で、滑りにくいソールのシューズを選びましょう。速乾性のある素材だと、濡れてもすぐに乾いて快適です。
夜勤が多い方
巡視で歩き回ることが多い夜勤では、静音性も重要です。靴底がゴム素材で、歩いても音が出にくいシューズが適しています。利用者さんの睡眠を妨げない配慮にもなります。
訪問介護の方
利用者宅への訪問では靴の着脱が頻繁に発生します。脱ぎ履きしやすいスリッポンタイプか、かかとを踏める2WAYタイプが便利です。外を歩く機会も多いため、耐久性のあるソールを選ぶのも大切です。
移乗介助が多い方
足元の安定感が求められる移乗介助では、かかとをしっかりホールドできるシューズがおすすめです。踏ん張りが効き、滑りにくいモデルを選びましょう。

靴を長持ちさせるお手入れ方法
せっかく良い靴を購入しても、お手入れを怠ると性能が落ちてしまいます。簡単にできるお手入れ方法を紹介します。
毎日のケア
- 帰宅後は風通しの良い場所で陰干しする
- インソールを取り外して乾燥させる
- 汚れがついたらすぐに拭き取る
週1回のケア
- 中性洗剤で靴の表面を拭く
- 消臭スプレーを使って靴内のにおい対策をする
- ソールの溝に詰まった汚れをブラシで落とす
交換の目安
靴底のグリップが減ってきたり、クッション性が落ちてきたと感じたら交換のタイミングです。一般的には3〜6か月が交換の目安とされていますが、使用頻度によって前後します。
Q&Aコーナー|介護職の靴選びでよくある質問
Q. 施設で靴の指定はありますか?
A. 施設によって規定が異なります。色の指定(白のみ、白か黒のみ等)や、サンダル禁止などのルールがある場合があるため、事前に確認してから購入しましょう。
Q. 靴にいくらくらいかけるのが妥当ですか?
A. 3,000〜8,000円程度が一般的な相場です。安すぎるものはクッション性や耐久性に不安があり、高すぎるものは消耗品としてはコストが高くなります。5,000円前後のモデルがコストパフォーマンスの面でバランスが良いと感じている方が多いです。
Q. インソール(中敷き)は別に買ったほうがいいですか?
A. 靴に付属のインソールで十分な場合も多いですが、より足にフィットするインソールに交換すると、疲労軽減効果が高まります。足のアーチをしっかり支えるタイプが人気です。
まとめ|合った靴を選べば介護の仕事がもっとラクになる
介護職にとって靴は「仕事道具」の一つです。滑りにくさ・クッション性・軽さ・通気性・着脱しやすさの5つのポイントを押さえて選べば、毎日の仕事が驚くほどラクになります。
足の疲れを放置すると腰痛やひざ痛につながり、介護の仕事を長く続けることが難しくなります。自分の足を守るための投資だと考えて、しっかりと自分に合った靴を見つけてください。
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参考リンク:


