介護の仕事に興味はあるけれど、「夜勤があるのがネック」「体力的に夜勤は厳しい」と感じている方は多いのではないでしょうか。
実は、介護業界には夜勤なし・日勤のみで働ける職場がたくさんあります。施設の種類を上手に選べば、規則正しい生活リズムを保ちながら介護の仕事に携わることが可能です。
この記事では、夜勤なしで働ける介護の職場や求人の探し方、気になる給料事情まで詳しく解説します。

夜勤なしで働ける介護の職場
介護施設のなかには、サービス提供が日中に限られるため、そもそも夜勤が存在しない職場があります。ここでは、代表的な夜勤なしの職場を紹介します。
デイサービス(通所介護)
デイサービスは日中のみサービスを提供する施設であり、夜勤が一切ありません。利用者の送迎、入浴介助、食事介助、レクリエーションが主な業務で、勤務時間は8時30分〜17時30分前後が一般的です。
土日が定休日の施設も多く、プライベートとの両立がしやすい職場です。
デイケア(通所リハビリテーション)
デイケアもデイサービスと同様に日中のみの営業です。リハビリテーションを中心としたサービスを提供しており、理学療法士や作業療法士と連携して業務にあたります。
訪問介護
訪問介護は、利用者の自宅を訪問してサービスを提供する仕事です。基本的に日中の時間帯に訪問するため、夜勤はありません。1回あたり30分〜2時間程度の訪問を1日に数件こなすスタイルが一般的です。
居宅介護支援事業所
ケアマネジャーが所属する居宅介護支援事業所も日勤のみの職場です。ケアプランの作成や関係機関との調整が主な業務で、デスクワーク中心の働き方になります。
クリニック・病院の外来部門
医療機関の外来リハビリや通院介助のサポートを行うポジションも、日勤のみで働けます。医療と介護の両方に携われる貴重な環境です。
- デイサービス(通所介護)
- デイケア(通所リハビリテーション)
- 訪問介護事業所
- 居宅介護支援事業所
- クリニック・病院の外来部門
入所施設でも夜勤なしで働ける方法
特養や有料老人ホームなどの入所施設は24時間体制ですが、それでも夜勤なしで働く方法はあります。
日勤専従のポジションを選ぶ
入所施設でも「日勤のみ」のポジションで募集している場合があります。特にパートや非常勤であれば、日勤帯のみのシフトを希望できるケースが多いです。
派遣社員として条件を指定する
派遣であれば、契約時に「夜勤なし」を条件として提示できます。派遣会社が間に入って交渉してくれるため、自分で言いづらい条件も伝えやすいのがメリットです。
面接時に希望を明確に伝える
正社員として入所施設に応募する場合でも、面接で「日勤のみ希望」であることを伝えましょう。人手不足の施設では、夜勤免除で受け入れてくれるケースもあります。

夜勤なしのメリット
夜勤のない働き方を選ぶことで、さまざまなメリットが得られます。
規則正しい生活リズムを保てる
日勤のみであれば、毎日同じ時間に起きて同じ時間に帰れるため、身体への負担が少なく、健康的な生活を維持しやすくなります。睡眠の質も安定し、体調管理がしやすい点は大きな魅力です。
家庭との両立がしやすい
育児中の方や家族の介護をしている方にとって、夜に家を空けなくてよい日勤のみの勤務は非常にありがたい環境です。子どもの送り迎えや家事との両立もスムーズに行えます。
体力的な負担が軽い
夜勤はどうしても体に負担がかかります。特に40代以上の方にとっては、日勤のみのほうが長く働き続けやすいという声が多くあります。
夜勤なしのデメリットと対策
夜勤なしにはメリットが多い反面、注意すべき点もあります。
収入が下がる可能性
夜勤手当がなくなるため、夜勤ありの働き方と比べて月収が2〜5万円程度下がることがあります。夜勤1回あたりの手当は5,000〜8,000円が相場のため、月4回の夜勤で2〜3万円の差が生じる計算です。
- 夜勤あり(月4回):月収22〜26万円
- 夜勤なし(日勤のみ):月収18〜22万円
- 差額:月2〜5万円(年間24〜60万円)
対策:資格取得で収入をカバー
介護福祉士やケアマネジャーなどの資格を取得することで、資格手当によって収入減をカバーできます。また、処遇改善加算の高い施設を選ぶことも有効です。
求人の選択肢が狭まることがある
夜勤なしの条件をつけると、応募できる求人の数が限られる場合があります。転職サイトやエージェントを活用して、幅広く求人情報を収集しましょう。
夜勤なし求人の探し方
夜勤なしの介護求人を効率よく見つけるための方法を紹介します。
介護専門の転職サイトで絞り込む
介護専門の転職サイトでは、「夜勤なし」「日勤のみ」といった条件で求人を絞り込めます。2026年7月時点で、主要な介護求人サイトには2万件以上の夜勤なし求人が掲載されています。
転職エージェントに希望を伝える
介護専門の転職エージェントに登録し、「夜勤なし」の希望を明確に伝えましょう。エージェントが非公開求人を含めて条件に合う施設を紹介してくれるため、自分で探すよりも効率的です。
施設の種類で検索する
デイサービスや訪問介護事業所に絞って検索すれば、そもそも夜勤がない職場だけを見つけられます。施設の種類で検索条件を設定するのは、最もシンプルで確実な方法です。
ハローワークの相談窓口を利用する
ハローワークでは、窓口の職員に「日勤のみの介護求人を探している」と相談できます。地元密着型の求人が多いため、通勤に便利な施設が見つかることもあります。
求人検索のヒントとして、ハローワークインターネットサービスも活用してみてください。
夜勤なしで年収を上げる方法
夜勤手当がなくても、年収を上げる方法はあります。
介護福祉士の資格を取得する
介護福祉士を取得すると、資格手当として月額1〜3万円程度の上乗せが期待できます。3年以上の実務経験があれば受験資格を得られるため、計画的に取得を目指しましょう。
管理職やリーダーを目指す
デイサービスの管理者や訪問介護のサービス提供責任者になると、役職手当が加算されます。日勤のみの職場でもキャリアアップの道は開かれています。
処遇改善加算の高い施設を選ぶ
処遇改善加算が充実している施設では、年間で数十万円の上乗せが受けられることもあります。求人選びの際には、加算の取得状況を確認しましょう。
介護職員の処遇改善については、福祉医療機構(WAM NET)のサイトでも情報を確認できます。
よくある質問
Q. 夜勤なしだと正社員になれませんか?
いいえ、夜勤なしでも正社員として働ける施設はあります。特にデイサービスや訪問介護事業所では、日勤のみの正社員求人が一般的です。
Q. 夜勤なしの条件で転職すると、評価が下がりませんか?
評価が下がることはありません。日勤帯でしっかりと業務をこなし、スキルアップに取り組む姿勢があれば、正当に評価されます。
Q. 将来的に夜勤ありに変更することも可能ですか?
はい、可能です。家庭の事情が変わったタイミングで夜勤ありのシフトに変更を希望することもできます。施設と相談のうえ、柔軟に対応してもらえるケースが多いです。
まとめ
介護転職で夜勤なしの働き方は、十分に実現可能です。デイサービスや訪問介護など、そもそも夜勤のない施設を選べば、日勤のみで安心して働けます。
収入面では夜勤手当分の差が生じますが、資格取得や処遇改善加算の高い施設を選ぶことでカバーできます。健康的な生活リズムを保ちながら、長く介護の仕事を続けたい方にとって、夜勤なしの働き方は非常に合理的な選択です。
まずは介護転職サイトやエージェントで「日勤のみ」の求人をチェックしてみてください。きっとあなたに合った職場が見つかるはずです。



