「介護の仕事をしたいけれど、日勤のみで働きたい」という希望を持っている方は少なくありません。
介護業界は24時間体制の施設が多いイメージがありますが、日勤のみで働ける職場は想像以上に豊富です。施設の選び方と求人の探し方を知っておけば、日勤帯だけで充実した介護キャリアを築くことができます。
この記事では、日勤のみの介護求人を効率よく探すコツや、おすすめの施設タイプ、日勤のみでも収入を上げる方法を詳しく解説します。

日勤のみの介護求人が見つかる施設タイプ
日勤のみで働ける介護施設は、大きく分けて「通所系」と「訪問系」の2つがあります。
通所系サービス
通所系サービスは利用者が日中に通ってくるスタイルのため、基本的に夜勤が発生しません。代表的な施設は以下のとおりです。
- デイサービス(通所介護):食事・入浴・レクリエーション中心。勤務時間は概ね8:30〜17:30
- デイケア(通所リハビリテーション):リハビリ中心。医師や療法士と連携した業務
- 認知症対応型通所介護:少人数制で認知症のある方を専門にケア
訪問系サービス
訪問系サービスも日中の訪問が中心のため、日勤のみの勤務が一般的です。
- 訪問介護:利用者の自宅で身体介護や生活援助を提供
- 訪問入浴:移動入浴車で利用者の自宅を訪問し、入浴介助を行う
- 訪問看護ステーション(介護職):看護師と連携してケアを提供
その他の日勤のみの職場
福祉用具貸与事業所、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所なども日勤のみで働ける職場です。介護の経験を活かしつつ、デスクワーク中心の業務に転換したい方には特におすすめです。

日勤のみの求人を効率よく探すコツ
日勤のみの求人をスムーズに見つけるためのテクニックを紹介します。
施設タイプで絞り込む
求人サイトで「デイサービス」「訪問介護」など施設タイプを指定して検索するのが最も確実です。これらの施設は構造的に夜勤がないため、わざわざ「日勤のみ」のチェックを入れなくても該当求人が表示されます。
「日勤のみ」「夜勤なし」のキーワードで検索
入所施設でも日勤のみのポジションを募集しているケースがあります。キーワード欄に「日勤のみ」または「夜勤なし」と入力して検索することで、幅広い施設タイプから条件に合う求人を見つけられます。
転職エージェントを活用する
介護専門の転職エージェントに「日勤のみ希望」と伝えておけば、非公開求人を含めて条件に合う施設を紹介してもらえます。自分で探す手間が省けるうえ、施設の内部情報も教えてもらえるメリットがあります。
勤務時間帯を確認する
「日勤のみ」と表記されていても、早番(7:00〜)や遅番(〜21:00)が含まれることがあります。求人票の勤務時間帯を細かくチェックし、自分の生活リズムに合うかどうかを確認しましょう。
「日勤のみ」と記載されていても、繁忙期や人手不足時に夜勤を依頼されるケースがあります。面接時に「夜勤の可能性」について必ず確認しましょう。
日勤のみで働くメリット
日勤のみの介護職は、生活面でも健康面でも多くのメリットがあります。
生活リズムが安定する
毎日同じ時間帯で勤務できるため、睡眠の質が向上し、心身のコンディションを整えやすいという大きなメリットがあります。長期的に健康を維持しながら働き続けたい方にとって重要なポイントです。
家庭やプライベートとの両立
夕方には帰宅できるため、子どもとの時間や家族との食事を大切にできます。習い事や趣味の時間も確保しやすく、ワークライフバランスが保ちやすい働き方です。
体力的な負担が少ない
夜勤による身体への負担がないため、40代・50代から介護業界に転職する方にとっても無理なく続けやすい環境です。
通勤の安全性
深夜や早朝の通勤が不要なため、通勤時の安全面でも安心できます。特に公共交通機関が限られる地域にお住まいの方にとっては、大きなメリットです。
日勤のみで働くデメリットと対策
夜勤手当がない分、収入が下がる
夜勤1回あたりの手当は5,000〜8,000円が相場であり、月4回で2〜3万円程度の差が生じます。年間に換算すると24〜36万円ほどの収入差になることもあります。
対策
- 介護福祉士などの資格を取得して資格手当を獲得する
- 処遇改善加算が充実した施設を選ぶ
- 管理者やサービス提供責任者への昇格を目指す
- 副業OKの職場でダブルワークを行う
求人の競争率が高くなりやすい
日勤のみの求人は人気が高いため、条件のよい求人はすぐに埋まってしまうことがあります。こまめに求人サイトをチェックし、気になる求人にはすぐ応募するようにしましょう。
日勤のみの介護職の一日の流れ(デイサービスの場合)
日勤のみの働き方をイメージしやすいよう、デイサービスの一日の流れを紹介します。
- 8:30:出勤・朝礼・送迎準備
- 9:00〜10:00:利用者のお迎え・健康チェック
- 10:00〜12:00:入浴介助・個別ケア
- 12:00〜13:00:昼食介助・口腔ケア
- 13:00〜14:00:休憩
- 14:00〜15:30:レクリエーション・機能訓練
- 15:30〜16:00:おやつ・帰りの準備
- 16:00〜17:00:送迎・記録作成
- 17:30:退勤
このように、デイサービスは決まったスケジュールで動くため、見通しが立ちやすいのが特長です。
日勤のみで収入を上げるための具体策
段階的に資格を取得する
介護職員初任者研修→実務者研修→介護福祉士と、段階的に資格を取得することで、着実に時給・月給がアップします。特に介護福祉士取得後は月額1〜3万円の資格手当がつく施設が多いです。
リーダー・主任ポジションを目指す
日勤の現場でも、フロアリーダーやユニットリーダーなどの役職に就けば、役職手当が加算されます。管理職を目指す長期的なキャリアプランを描くことが大切です。
都市部の施設を選ぶ
同じ日勤のみの勤務でも、東京都や神奈川県など都市部の施設は地方と比べて給与水準が高い傾向にあります。通勤可能であれば、都市部の施設も検討してみましょう。
介護職の給与に関する最新情報は、ジョブメドレーの介護職員給料調査で確認できます。
よくある質問
Q. 日勤のみの介護求人は未経験でも応募できますか?
はい、特にデイサービスや訪問介護では未経験・無資格OKの日勤求人が多くあります。研修制度が充実した施設を選べば、安心してスタートできます。
Q. 日勤のみだとキャリアアップできませんか?
そんなことはありません。日勤のみの職場でも、資格取得や役職への昇格によってキャリアアップは十分に可能です。デイサービスの管理者や訪問介護のサービス提供責任者は日勤中心で働くポジションです。
Q. 入所施設の日勤のみポジションはどんな業務をしますか?
入所施設での日勤業務は、食事介助、入浴介助、排泄介助、レクリエーション、記録作成などが中心です。夜間の巡回やナースコール対応は夜勤スタッフが担当します。
Q. 日勤のみの正社員求人はありますか?
あります。デイサービスや訪問介護事業所では、日勤のみの正社員ポジションが一般的です。入所施設でも「日勤専従正社員」の募集がある場合があります。
まとめ
介護転職で日勤のみの働き方は、生活リズムの安定、家庭との両立、体力面の負担軽減など、多くのメリットがある選択肢です。
デイサービスや訪問介護をはじめ、日勤のみで働ける施設は豊富に存在しています。夜勤手当がない分の収入差は、資格取得や役職手当でカバーできるため、長期的な視点で計画を立てましょう。
転職サイトやエージェントを上手に活用し、自分のライフスタイルに合った日勤のみの介護求人を見つけてください。



